東学祭コンペティション部門
審査員の3名には、東学祭コンペティション部門の「グランプリ」「準グランプリ」を選出いただきます。(敬称略)
入江 悠 (IRIE Yu)映画監督
映画監督。神奈川生まれ、埼玉育ち。日本大学藝術学部卒。『SRサイタマノラッパー』で第50回日本映画監督協会新人賞、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリなど受賞。他の作品に『ギャングース』『ビジランテ』『22年目の告白〜私が殺人犯です〜』『太陽』『ジョーカー・ゲーム』など。最新作は『AI崩壊』(2020年公開予定)。 |
三島 有紀子(MISHIMA Yukiko)映画監督 大阪市出身。18歳からインディーズ映画を撮り始め、大学卒業後NHKに入局。「NHKスペシャル」など市井の人々を追う人間ドキュメンタリーを数多く企画・監督。03年に劇映画を撮るために独立。『幼な子われらに生まれ』(17年)で、第41回モントリオール審査員特別大賞に加え、第41回山路ふみ子賞作品賞、第42回報知映画賞では監督賞を受賞。 他の作品として、『繕い裁つ人』(15年)『しあわせのパン』(12年)『少女』(16年)など。2020年に新作の公開が予定されている。 |
熊澤尚人 (KUMAZAWA Naoto) 映画監督
名古屋市出身。大学から自主映画を始め、コンテストに入選、映画祭に招待される。卒業後は(株)ポニーキャニオンへ入社、「スワロウテイル」「リング」等に携わる傍ら自主映画を続け、「りべらる」がPFFに入選。同社退社後、2004年短編「Birthday」でポルト国際映画祭最優秀監督賞。05年には自身のオリジナル脚本による、蒼井優主演「ニライカナイからの手紙」で商業長編デビュー。09年「おと・な・り」(岡田准一・麻生久美子) や10年「君に届け」(多部未華子・三浦春馬)は大ヒット。14年「近キョリ恋愛」(山下智久)も興行収入3週連続1位の大ヒット。17年「ユリゴコロ」(吉高由里子・松山ケンイチ・松坂桃李)で殺人シーンも交えた人間の深層心理に肉薄。これまでのフィルモグラフィーのイメージを覆す新境地を見せ、新たな代表作となった。さらに最新作の18年「ごっこ」(千原ジュニア・優香・平尾菜々花)では、ぴあ映画初日満足度ランキング1位、映画芸術ベストテン6位などの高い評価と、ファンからの熱い支持を集めた。平井堅、AKB48、前田敦子、andropなどのMV監督もつとめている。
短編コンペティション部門
審査員の2名には、短編コンペティション部門の「グランプリ」「準グランプリ」を選出いただきます。(敬称略)
平林 勇 (HIRABAYASHI Isamu) 映像ディレクター・映画監督
1972 年生まれ。武蔵野美術大学卒業。グラフィックデザイナーを経て、映像ディレクターに。主にコマーシャルムービーを演出するかたわら、独自に短編映画制作を始める。制作した短編映画が国際的に評価され、カンヌ映画祭監督週間、ベネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ロカルノ国際映画祭、サンダンス映画祭などで上映される。アニメーション作品『663114』が、ベルリン国際映画祭でSpecial Mention 受賞。『BABIN』がロカルノ国際映画祭で審査員特別賞、ヤングジュリー賞を受賞。2018年現在、実写ドラマ、アニメーション、実験映画を含め、作った短編映画は20本。2012 年より、幼児教育番組『しまじろうのわお!』の総合演出を務めた。『しまじろうのわお!』は、国際エミー賞、バンフワールドメディアフェスティバルにノミネート。2019年、第23回アジアテレビ賞幼児番組部門・最優秀賞を受賞。初の長編映画『shell & joint』が第41回モスクワ国際映画祭に正式招待。日本での公開は待機中。
大槻 貴宏 (OTSUKI Takahiro) ポレポレ東中野支配人・下北沢トリウッド代表
1991年成城大学経済学部経済学科卒業。1994年コロンビア・カレッジ・シカゴ映画/ビデオ学部映画学科卒業。1999年12月、短編映画に特化した映画館「下北沢トリウッド」を設立し、新海誠、深川栄洋、吉田恵輔など多くの新人監督の作品を発掘、上映する。2003年9月「ポレポレ東中野」を開館し、支配人として、ドキュメンタリー、若手作家中心のプログラムを組み、運営を続ける。2018年10月より株式会社ポレポレ東中野代表取締役。2004年から映画企画・製作を開始、同年2月の「紀雄の部屋」(監督:深川栄洋)を皮切りに年1~2本のペースで製作。他プロデュース作として、『劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴りやまないっ』(2011年 監督:入江悠)、『アラヤシキの住人たち』(2015年 監督:本橋成一)、『ユートピア』(2018年 伊藤峻太)。また、海外作品の配給も行っており、『はちみつ色のユン』(監督:ユン、ローランボワロー)は第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞。