作品詳細

日本大学芸術学部 / 2019 / 11min
監督:塩川孝良(SHIOKAWA Takayoshi)

日本大学藝術学部映画学科三年実習作品。高校生活最後の夏、戸松にフラれた日菜子はある日学校へ行くと、戸松がクラスメイトの彩花と楽しそうに会話しているのが目に映る。放課後、帰ろうとしていた日菜子は駐輪場で彩花に遭遇する。「戸松のことが好き? だったら戸松の家まで競争ね」と、彩花は自転車で駆け出す。日菜子と彩花による、愛を賭けたママチャリ・レースが始まる。

東学祭委員作品紹介

青春とは、自転車だ! 劇中のママチャリ・レースと同じく、とにかくこの映画も10分を駆け抜ける。映画を作りながら狙いと意味を考えに考えて悩み、ただ音楽と走りきる、この結果になったことが伺える。そこに残るのは、女子高生の汗の臭いか、爽やかな疾走感か。。

監督:塩川孝良(SHIOKAWA Takayoshi)
1995年生まれ、埼玉県出身。日本大学藝術学部映画学科にて卒業制作を制作中。脚本・出演を担当した『口と拳』(2017)が第29回東京学生映画祭に入選、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018 国内短編コンペティション部門にて審査員特別賞を受賞。

製作のきっかけ・着想
監督・塩川孝良の友人である「戸松」の、彼の元カノである「日菜子」への「主体性を獲得してほしい」という願いを基にした作品。日夜「日菜子」という概念について研究した結果映画になってしまった。

作品の見どころ・メッセージ
見た人が走り出したくなるような作品になっていたら嬉しいです。「走り出したら何か答えが出るだろうなんて、俺もアテにはしてないさ」

11min / BD / アメリカンビスタ1.85 / ステレオサウンド / 2019
<キャスト>早乙女ゆう・富田早紀・芳村宗治郎・高橋寿里・田上直樹・道順さくら・森山舞子・野村恵里子 ・山下真由・長井遥香・ 木村梨乃
<スタッフ>監督・脚本・編集:塩川孝良/撮影:譲原悠太/照明:渡邊雅紀/録音:渡邊仁史/音楽:外山佳季(Sleep in Afternoon)/美術:metteyya・sumica/衣裳:佐貫百合奈/撮影助手:米村大雅・林温子・須藤翔・角石晃洋/演出助手:櫻木流佳・森山舞子・佐貫百合奈・尹彗温/車輌:ニーリアム・ジーノ・ケイタ、勝又梓/制作応援:武内太郎・室園脩人/応援:増島尚希・峰広樹/監督補佐:戸松幹太