『Episodic memory』作品詳細

武蔵野美術大学 / 2022 / 23min.
監督:鈴木理利子(SUZUKI Ririko)

上映スケジュール:<Eプログラム> 8月21日(日)16:35〜

止まらない自分との対話

「自分の感覚が鈍ってきていることに彼女はいち早く気づいていた。ここ数日、人と話をしすぎたのかもしれない。ひとりでいるのも人といるのも両方好きなのに、結局ひとりに戻りたくなる自分は孤独が好きなのだろうかと、ある種の危機感のようなものを覚える」
彼女が自分自身に正直であるのは、自分自身への囚われであり、執着であり、不安であり、宿命である。

【キャスト】鈴木理利子 山倉一樹 東明さや香 廣田直己 成田大喜 田中奏多 三神颯太 霧生笙吾 富永諒 鈴木朋子【スタッフ】監督・脚本:鈴木理利子 撮影:蔡融霖 霧生笙吾 鈴木理利子 録音:林崎征大 五味采樺 中山響一 制作:東房利緒 塩野歩実 編集・整音:鈴木理利子 協力:小口詩子 多持大輔 奥田 夏輝 武蔵野美術大学映像学科研究室

監督:鈴木理利子(SUZUKI Ririko)

監督プロフィール

1999年東京生まれ。 中学高校時代より写真及び映像作品を日常的に制作する。大学進学後より実写映像に興味を持ち「自己の観察」を主軸とした映像作品の制作を行う。 2022年3月武蔵野美術大学映像学科卒業。現在東京藝術大学先端芸術表現専攻修士課程在籍。監督作「Between hate&like」(21)イメージフォーラムフェスティバル2021入選

フィルモグラフィー

2017 写真作品 「marginal man」 2017 実験映像作品「blink#1~#7」個人制作 撮影・編集 2018ドキュメンタリー作品「宇都木千里ドキュメンタリー」個人制作 撮影・編集 2019 短編映画「トロイメライ」監督・脚本・出演 2020 短編映画「瞬き」録音スタッフ 2020 短編映画「4人インザスープ」録音スタッフ 2020 短編映画「ペイル・ブルー・ドット」監督・脚本 2020 短編映画「みなみとあした」主演・録音スタッフ(ぴあフィルムフェスティバル2021入選) 2021 短編映画「Between hate&like」監督・脚本・出演(イメージフォーラムフェスティバル2021入選) 2021 長編映画「遥か彼方の女」出演・録音スタッフ 2021 短編映画「一二月九日深夜」出演 2021 長編映画「リリィポップ」主演 2021 短編映画「18℃晴れ」出演 2021 短編映画「よっちゃん。」出演 2022 長編映画「Journey」録音スタッフ 2022 長編映画「合縁奇縁とある逡巡」録音スタッフ 2022 短編映画「Episodic memory」監督・脚本・出演

製作のきっかけ
この作品は「映画内において一人の人間について語る際、一切の嘘がない話にすること」を一番のコンセプト、目標として設定し制作を行なった。 加えて「一人の人間の中にある思い込みについて≒執着、不安」「人間の内面性と外面は常に同時に存在しているということ」「他者との関係の構築」「他者への関心の継続」という複数の要素を作品の根底に置き、物語を構成している。  
作品の見どころ

私はこれまでの映像制作において、嘘偽りのない感情や感覚、時間をできるだけそのままの状態で他者に伝えるための表現方法の模索を軸に制作を行ってきた。この作品はこれまで積み上げてきた「自分自身を相手に伝える最も良い方法の模索」の集大成といえる作品である。

チケットは7月2日(土)よりPassMarketにて販売開始!