『夏だまりの家』作品詳細

京都芸術大学 / 2021 / 74min.
監督:石井梨帆(ISHII Riho)

上映スケジュール:<Gプログラム> 10月22日(金)19:20〜

それは多分、時間は解決してくれなくて

2020年の秋。初深(はつみ)は、2年ぶりに実家である家に足を踏み入れる。その家は、祖母の死を境に留まり続けている。初深はやがてその家で暮らし続ける兄妹達と、祖母と親交のあった少年と、同じ屋根の下で生活を営み始める。

【キャスト】結城初深役:山口紗也可、平野想介役:細井春平、結城透役:吉井優、結城 来夢役:長谷川七虹、向井朝陽役:池内祥人、平野和佳奈役:兵藤公美、浅木孝太郎役:佐々木詩音(声の出演)
【スタッフ】監督:石井梨帆 / 撮影:仲村逸平 / 照明:山西里奈 / 美術:沖中真由 / 録音:池谷佳菜代 / 編集:山口紗也可 / 音楽:池内祥人、川﨑涼香 / 衣装・メイク:池谷佳菜代 / 小道具:沖中真由 / 助監督:川﨑涼香

監督:石井梨帆(ISHII Riho)

監督プロフィール
1997年生まれ、茨城県出身。中学時代に、映画・小説・アニメなど多岐に渡る物語に触れ、物語を生み出す憧れを抱くようになりその道を志す。高校時代より映像・映画制作を始める。監督作に『軌跡が居る』(2019)がある。
フィルモグラフィー

『軌跡が居る』 監督・脚本

『BOLT』林海象監督 制作部
『CHAIN』福岡芳穂監督(2021 年 11 月公開予定) 演出部

製作のきっかけ
選び取り、つくっていく「家族」がある。けれど私は、与えられた「家族」を諦めたくない。今作の企画書の冒頭に、この言葉を書きました。顔を合わせるとどうすることもできない関係への歯痒さと、だからこそ動き出すかもしれない時間への希望を映画という形に残しておくことで今後の人生を見つめられるのではないかと思ったことが始まりです。
作品の見どころ

今作は、据えられたカメラが導く生活空間の断片の積み重ねでもってある家を取り巻く人 間たちの事情と関係性が少しずつ浮かび上がります。 観客ひとりひとりのこれまで生きてきた時間と彼女達の住むあの家での時間が曖昧に溶け 合う体験をしていただけたら嬉しいです。

チケットは10月1日(金)よりPassMarketにて販売開始!