『サカナ島胃袋三腸目』作品詳細

東京藝術大学大学院 / 2022 / 17min.
監督:若林 萌(WAKABAYASHI Moe)

上映スケジュール:<Dプログラム> 8月21日(日)13:50〜

サカナの腹から広がる優しさと愛情

魚の腹の奥底に暮らす、豚、魚、オタマジャクシの三人家族の物語。ある日突然、漂着した果実を皮切りに彼らの暮らしは一変する。

【キャスト】 安部 萌、平山 犬、永野百合子
【スタッフ】 監督・脚本:若林 萌 / 音楽:高桑悠太郎、田村瞳実、大津杏月、松吉菜々子 / 音楽録音:池田 翔 / 録音アシスタント:勝倉朱音、俵積田菜央、峯 果帆 / 音響監督:池田 翔 / 音響アシスタント:勝倉朱音 / ミキシングスタジオ:アオイスタジオ/ チーフプロデューサー:伊藤有壱 / 担当教員:岡本美津子・布山タルト・牧奈歩美・山村浩二 / 製作:東京藝術大学大学院映像研究科

監督:若林 萌(WAKABAYASHI Moe)

監督プロフィール
アニメーション作家・イラストレーター。駄洒落や諺などから着想を得て物語を紡ぎ、ポップでレトロな画風のアニメーションに落とし込む。動物・怪物・無機物問わずの不思議なキャラクターたちが織りなす、可笑しさと切なさが混在する奇譚を目指している。
フィルモグラフィー
「眠れぬ夜の流れ星」(2015) MV「バク」(2020) MV「予定不調和(feat.Q-ILL&寝る努力)」(2021) ライブ映像「てんどん記」アニメーション(2021) MV「妖怪だ」監督(2022) ライブOP映像「NEE EASTER GAME」アニメーション(2022) 「サカナ島胃袋三腸目」監督(2022)
製作のきっかけ
別れを肯定的に描きたいと考えていた事がきっかけの一つにあります。「さようなら」の語源は「そうであるならば」だと、どこかで耳にした事があり、これは別れを受け入れる諦めや納得の意味合いを含んだ別れの言葉だと解釈しました。そこに駄洒落由来のアイデア「井の中の蛙が胃袋の中の蛙だったら…?」という考えが組み合わさり、この作品の大きな骨組みとなりました。
作品の見どころ
この作品は、7つの章に分割されておりナレーションと会話劇で展開していく特徴を持っています。章ごとに切り替わる語り部のキャラクターたちは、コロコロと表情を変えながら観客に説明をしたり、自分の考えを吐露したりしますが、それに合わせ作品のテンポ感が変化していく様子に是非注目して頂けたらと思います。

チケットは7月2日(土)よりPassMarketにて販売開始!