第35回東京学生映画祭上映作品発表にあたって
はじめに、今年度も作品を応募頂いた皆様に、心より御礼申し上げます。 今年は過去最多となる270本の作品が集まりました。今の時代にも、映画を志す学生がこんなに多くいる、そのことを何よりも嬉しく思います。 学生映画の魅力とは、粗さや弱点など蹴散らしてしまう、自由さと情熱だと思っています。学生という時期にしか持ちえない、映しえないものがある、そう信じて応募頂いた1つ1つの作品に向き合ってきました。 毎週議論を重ねた数か月、そして丸2日にわたった上映作品を決める討議の中では、何度も立ち止まる瞬間がありました。私たちは映画のプロでもなんでもないただの学生です。しかし、同じ学生であるからこそ分かる何かがあるのではないか。 そうして悩みながらも選んだ17作品の入選作品には、作り手の皆様と、私たち委員の想いが込められています。 まもなく発表する企画上映も含めて、映画祭で上映される作品は、私たちから観客の皆様に向けたメッセージです。そのメッセージを1人でも多くの方に伝えられるよう、尽力して参ります。 8/16(金)〜8/18(日)の3日間渋谷ユーロライブに是非お越しくださいませ。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

第35回東京学生映画祭企画委員会一同

 

【実写短編部門】

『I AM NOT INVISIBLE』 Aプログラム

武蔵野美術大学/2023/25min.
監督:川島佑喜(Kawasima Yuki)

わたしはここで生きている

東南アジア最大のスラムと言われるフィリピン トンドから車で20分程度離れた、まるで”透明”かのように無視される小さなスラムを訪れた私。フィリピン人の祖母との対話を経て、現実との向き合い方、誠実なドキュメンタリーのあり方を苦しみながら模索する。

作品詳細へ

『ザ映画ウーマン』 Aプログラム

武蔵野美術大学/2024/43min.
監督:段昊(Duan Hao)

道はどこだ?

映画の神様を信じている兄は、弟と青木と低予算映画の夢を追い続けた。偶然、プロデューサーの土井に指名手配されていた泥棒に出会った兄は、その泥棒を自分の脚本の主人公である「映画ウーマン」と間違える。

作品詳細へ

『GIVE ME BACK MY PRECIOUS』 Aプログラム

東京綜合写真専門学校/2023/8min.
監督:永山凛太郎(Nagayama Rintaro)

歩く歩く歩く

歩く歩く歩く

作品詳細へ

チケットは7月20日(土)よりPassMarketにて販売開始!

『By The End Of Summer』 Fプログラム

武蔵野美術大学/2024/41min.
監督:陳春江(Harue Chan)

完璧な風俗女と恋に落ちた

高校卒業前の最後の夏休み、まだセックスの経験がない流坂は、友達から怪しげな風俗店の電話番号を教えてもらった。
電話した彼は、「朝里」と名乗る女と出会う。
いきなりラブホテルに行く「気分」になれない流坂は、朝里の時間を買い、映画館に行ってデートを始めた。一緒に過ごす時間のうちに、彼らは心の中の寂しさを紛らわせる。

作品詳細へ

『翔のいた夏』 Fプログラム

都立総合芸術高校/2023/21min.
監督:眞島淳之介(Mashima Junnosuke)

見えない

毎年夏休み、明(あきら)は友人の翔(かける)の家に四日間泊まりに行く。
三日目、森に行った先で、翔が姿を消してしまう。

作品詳細へ

『とあるふたり』 Fプログラム

日本大学/2023/19min.
監督:八木涼花(Yagi Suzuka)

やさしくて、気休めじゃなくて、手に負えるくらいの、小さな映画

シャイな小学4年生。
ワタル。
好きな子に近づくために将棋を勉強する。
教えてくれるのが秀樹。
かっこよくて、ぶっきらぼうだけど優しい。
あと不思議な音楽隊と、工場のおじさんと、あと、あと……。
小さなまちのなんでもない特別なできごと。
悲しみがいっぱいのこの世界で、どうやって希望を見つけて生きていこうか。

作品詳細へ

『So this is what it feels like.…』 Fプログラム

東京藝術大学/2024/24min.
監督:袁鑠涵 (Yuan Shuohan)

そんな感じなんだ

自身が社会人になって、体験した出来事を自分なりの物語をもう一度再構成した。
初めての冒険に対する不安、予期しなかったことに出会ったパニックや離れてるからこそ感じる現在など、偶然の出会いから見えてくるものに身体、精神はどんな反応をするのをフォカースしている。
自身が持つ性別、国籍だからこそ感じる疑問、違和感に一人の小さなフレームで見た視野をシェアし、自身から他者へ繋がっていく。

作品詳細へ

チケットは7月20日(土)よりPassMarketにて販売開始!

【実写長編部門】

『パパママ卒業』 Bプログラム

埼玉大学/2024/50min.
監督:菅原塁翔(Sugawara Ruito)

22歳、未だパパママ呼び。

みなさんは自分の親を何と呼んでいますか?
僕は未だに両親をパパ、ママと呼んでおり、かねてからその事を恥ずかしいと感じていました。
そこで自分がパパママ呼びを卒業する過程を記録映画としてまとめることを条件にサークルの知人らに協力を仰ぎ、どうすれば上手くパパママ呼びを卒業できるか一緒に考えてもらうことにしました。

作品詳細へ

『都会のリュウ』 Bプログラム

上智大学/2023/61min.
監督:泉谷岬(Izumiya Misaki)

恋すら誤解だった

ある春の日、通学途中の階段で那津はリュウとすれ違った。
次第にリュウに惹かれていく那津は、彼の人探しを手伝うようになっていく。
しかしある日を境にリュウは姿を消してしまう。那津はその理由を調べていく…

作品詳細へ

チケットは7月20日(土)よりPassMarketにて販売開始!

『オキシトシン』 Cプログラム

立教大学/2023/54min.
監督:前田航希(Maeda Kouki)

本当は、人と触れ合いたいんでしょ?

他人の身体に触れない「接触恐怖症」を患う原健太郎は、友人の歩夢とその恋人である瞳の関係を描いた小説を書いている。
その小説を読み原に興味を持った瞳は、原の接触恐怖症を治そうと試みる。

作品詳細へ

『分離の予感』 Cプログラム

武蔵野美術大学/2024/64min.
監督:何英傑(He Yingjie)

君の目から、いつも離れてる予感が見える

同じ俳優である若葉と黒川は、ある映画のオーディションで偶然出会った。
最初、彼らは脚本の元に結婚する予定の恋人を演じたが、その後、監督は2人に即興演出をお願いし、現実と演出が重なり、彼らは再会したカップルを演じることになった。

作品詳細へ

チケットは7月20日(土)よりPassMarketにて販売開始!

『ECCE』 Dプログラム

青山学院大学/2024/98min.
監督:金子優太(Kaneko Yuta)

見よ、この人だ

大手SNSサイトのもとで有害なコンテンツ(自殺配信、動物虐待、児童ポルノなど)を削除する仕事をしていた男は精神を病み、自殺を試みるが失敗する。半年後、男は3人の学者が共同で行なっている実験に被験者として参加する。

作品詳細へ

チケットは7月20日(土)よりPassMarketにて販売開始!

【アニメーション部門】

『Crevice』 Eプログラム

多摩美術大学/2024/6min.
監督:福嶋颯汰(Fukushima Sota)

南国の孤島の謎を巡った原住民と文明人の愛憎劇。

原住民の少女と文明人の男、異なるルーツを持つ二人が互いを知る中で関係を深めていくはずだった。しかし男は島の「生物を老化させる光を放つ石」に魅入られ、少女の慕情を裏切ってしまう。

作品詳細へ

『私は、私と、私が、私を、』 Eプログラム

東京造形大学/2024/7min.
監督:伊藤里菜(Itou Rina)

ある日突然自分の姿が奇妙なものに変わってしまった「私」

ある日突然自分の姿が奇妙なものに変わってしまった「私」。「私」は何度も皮を剥がし元の姿に戻ろうと試みるが、上手くいかない。

作品詳細へ

『サバ人間』 Eプログラム

神戸芸術工科大学/2024/17min.
監督:上川林太郎(Uekawa Rintaro)

鮮度抜群のラブレター!

郵便配達員の桃は、サバ男の家に荷物を届ける度に手紙を受け取る。ある日、桃は道端でアイスクリームの屋台を構えるサバ男を発見する。

作品詳細へ

『にわとりはじめてとやにつく』 Eプログラム

東京藝術大学/2024/15min.
監督:栗原侑莉(Kurihara Yuri)

止まった時間を、再び動かすということ。

200x年、世界は「全ての生き物が生まれも死にもしなくなる」という未知の災害に襲われた生という無期刑を課せられた世界で男と少女は出会う。人が生きる意味に迫った、SF短編アニメーション映画作品。

作品詳細へ

『芋虫』 Eプログラム

京都精華大学/2024/12min.
監督:藤田みのり(Fujita Minori)

離れ家が、そこに、黒く、ぽつんと立っていた。

第二次世界大戦で手足と声を失った元陸軍中尉の須永さんは、妻の時子さんと小さな別荘で世間から隔絶された生活を送っている。

作品詳細へ

チケットは7月20日(土)よりPassMarketにて販売開始!