作品詳細

武蔵野美術大学 / 2019 / 62分
監督:韓承宇(Kan Shou)

舞台は夏休み直前の中国の地方都市。
古いビデオカメラに夢中な主人公(16)とその母(40)と兄(20)は慎ましい三人暮らし。父は10年以上前に家を出て、連絡は途絶えた。主人公が学校にはあまり行っておらず、唯一の友人である女性(17)がたまにノートを見せてくれることで、どうにか社会との繋がりを実感している。そんな中、消息不明だった父が突然家に戻ってくる。

 

上映日程

10月17日(土)12:00開映 Dプログラム内

監督:韓承宇(Kang Shou)
1995年、中国の河南省に生まれた。 2018年、武蔵野美術大學に入学しました。 2020年、武蔵野美術大學優秀卒業制作受賞。

製作のきっかけ・着想
私は主に親子関係をテーマとした作品を制作しています。理由としては、疎遠になった親子関係を、サスペンスを通して表現したいからです。 子供が自らを父母とは異なる存在だと自覚しつつ、大人に抗いながらも成⻑する。 しかし、最後には父母と同じ姿になることをサスペンス映画により表現することで、 彼らの「成⻑」、あるいは「歪み」をより鮮やかに描けるのではないかと考えており、 これをベースに映画を制作したいです。

 

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