『I AM NOT INVISIBLE』作品詳細
武蔵野美術大学 / 2023 / 25min.
監督:川島佑喜(Kawasima Yuki)
上映スケジュール:<Aプログラム>
わたしはここで生きている
東南アジア最大のスラムと言われるフィリピン トンドから車で20分程度離れた、まるで”透明”かのように無視される小さなスラムを訪れた私。フィリピン人の祖母との対話を経て、現実との向き合い方、誠実なドキュメンタリーのあり方を苦しみながら模索する。
監督 撮影 編集 翻訳:川島佑喜/協力:Jonathan Reyes、Jacquiline Mercado、Kiwie Kondo、Mai Pérez、Yada
監督:川島佑喜(Kawasima Yuki)
監督プロフィール
2002年生まれ。18歳まではデッサンと油絵を描き続けてきたが、大学受験直前に進路を転換し、映像学科に入学。
幼い頃から大好きな映画についてを学ぶうち、大島新氏の講義をきっかけにドキュメンタリーを志すようになる。
フィルモグラフィー
本映画祭が初の上映となります。
制作のきっかけ
もともとは義理の祖母に会いに旅行のつもりで訪れたフィリピンで、車で観光地に連れて行ってもらい、その帰り道、ここからは窓を決して開けてはいけないと言われた場所がありました。
車内から路上で横たわったり物乞いをする人々を見たとき、こうやって安全圏から眺めて通り過ぎてしまうのはダメだと思いました。
作品の見どころ
作者である私が苦悩する姿にもカメラを向け、それ自体を作品に入れ込むことで、私的で誠実なドキュメンタリーを実験的に模索しました。