『私は、私と、私が、私を、』作品詳細
東京造形大学 / 2024 / 7min.
監督:伊藤里菜(Itou Rina)
上映スケジュール:<Eプログラム>
ある日突然自分の姿が奇妙なものに変わってしまった「私」
ある日突然自分の姿が奇妙なものに変わってしまった「私」。「私」は何度も皮を剥がし元の姿に戻ろうと試みるが、上手くいかない。
【キャスト】中井千聖(大人計画)
【スタッフ】ナレーション:中井千聖/協力:遠藤陽・加藤将・中村柚咲/音響監修:伊藤瑞樹/MA:アオイスタジオ/監修:木船徳光・和田敏克・若見ありさ・叶精二・中田彩郁/制作:伊藤里菜/協力団体:大人計画・東京造形大学Artlist
監督:伊藤里菜(Itou Rina)

監督プロフィール
2000年神奈川県生まれ。2024年東京造形大学アニメーション専攻卒業。在学中は主にセルフドキュメンタリーを中心に制作。現在はフリーで活動中。
フィルモグラフィー
本映画祭が初の上映となります。
製作のきっかけ
大きなきっかけは、web版美術手帖の連載企画「アウトサイドの隣人たち」の中にある『「健常」と「障害」の狭間で』という記事を読んだことでした。私たちは無意識のうちに他者をカテゴライズしそのイメージの中で勝手に心情を推し量ったり、あるべき姿を押し付けたりしてしまいますが、属性と属性の間で拾われなかったものがこの世にはもっとたくさん存在しています。それらをアニメーションを通して表現したいと思い、現在の形になりました。
作品の見どころ
この作品には複数のナレーションが同時に流れる部分があります。一つは主人公である私が考えたナレーションですが、残りは別の第三者が主人公に成りきって後から考えたナレーションです。整形を繰り返す中で主人公自身は何を思うか、その主人公を他者はどう見ているのか、そこに存在する差に注目して鑑賞してもらえたらと思います。