『520』作品詳細

東京造形大学 / 2023 / 6min.
監督:池辺凛(IKEBE Rin)

上映スケジュール:<Eプログラム>

小さなプライドに邪魔されて素直になれない人たちの、とある一日。

想いを寄せる男友達にチョコレートを渡せない柚希。こども向けの飴を我慢する悠斗。年頃の娘の誘いを真っ直ぐに受け取れない伸行。素直になれない彼らの小さなプライドは、くだらない意地によって絡み合っていく。

【キャスト】中村 暁野/三谷 亮太郎/aoaoao/佐藤 有真/池辺 凜
【スタッフ】色彩設計:吉田 実縫 マティルダ/仕上げ:宮地 祐月・熱田 彩那・福住 心咲・小澤 歩美・妹尾 春那・吉田 真納 タルーラ・池田 愛久亜/音楽:On Tsuchida/音響監修:伊藤瑞樹/音響:みつば/MA:アオイスタジオ/協力:家族/指導:和田 敏克・中田 彩郁・木船 徳光・若見 ありさ・小出 正志/制作:池辺 凜/協力団体:東京造形大学

監督:池辺凛(IKEBE Rin)

監督プロフィール
2000年生まれ。 2007年から12年間藤野シュタイナー学園で学ぶ。 幼い頃に見たジブリアニメーションに影響を受け、2019年に東京造形大学アニメーション専攻領域に入学。二年次のグループ制作では「wanderer」に参加。卒業制作で「520」を制作した。 2023年にアニメーションの撮影スタジオに入社。
フィルモグラフィー
2020年 wanderer
製作のきっかけ
制作のきっかけは、ラジオで高校生の娘をもつ父親のエピソードを耳にしたことから始まりました。 短編アニメーションの尺の中で、群像劇として自分の中にあるプライドや、他人と接する中で感じた、言葉で表すことが難しい感情を描く事を目指しました。  
作品の見どころ
冒頭から登場する柚希は、思春期特有の素直になれない部分を象徴的にしたキャラクターです。悠斗は、意地がありながらも、まだ自分の欲望には勝てない素直な部分も描きたいと思いました。柚希の父である伸行は、突然娘と二人で出かける機会が訪れ、戸惑いながらも浮き足立っている様子を描写することにこだわりました。 そんな、素直になれない彼らの小さな変化に注目してください。

チケットは7月8日(土)よりPassMarketにて販売開始!