32nd東学祭コンペティション部門審査員

 

 坂本安美(SAKAMOTO Abi)
プロフィール
東京出身。『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』誌元編集委員。『カイエ・デュ・シネマ』本誌とともにフェスティヴァル・ドトーヌにて黒沢清、青山真治、篠崎誠、諏訪敦彦ら日本の監督たちを紹介。1996年より東京日仏学院(現アンスティチュ・フランセ東京)にて映画プログラム主任を担当し、さまざまな映画上映の企画・運営を手がける。2012年からはフランス大使館 文化部にあたるアンスティチュ・フランセ日本にて映画プログラム主任。引き続きフランスから多くの監督、俳優、映画批評家らを招聘し、日本では上映の機会があまりない作品を中心に紹介しながら、上映と批評との関係、国境を越えたアーティスト、書き手の交流についてつねに模索している。2012年にロカルノ国際映画祭にてOpera Prima(新人部門)の審査員、2014年のカンヌ国際映画祭では「批評家週間短編作品部門」の審査員、2020年には東京フィルメックス映画祭、ヨーロッパの若手監督の登竜門、アンジェ・プルミエ・プラン映画祭短編部門の審査員を務める。著書は『エドワード・ヤン 再考/再見』、『そして映画館はつづく』(共著、フィルムアート社)などがある。
 柴崎友香(SHIBASAKI Tomoka)
プロフィール
小説家。2000年刊行の初の単行本「きょうのできごと」が2004年に行定勲監督により映画化。2007年「その街の今は」で芸術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、2010年「寝ても覚めても」で野間文芸新人賞(2018年に濱口竜介監督により映画化)、2014年「春の庭」で芥川賞受賞。近著に「百年と一日」「千の扉」「パノララ」、岸政彦との共著「大阪」など。
 城定秀夫(JOJO Hideo)
プロフィール
1975年東京都八王子市生まれ。武蔵野美術大学在籍中より自主映画を撮るかたわら助監督をはじめ、2003年、成人映画「味見したい人妻たち(押入れ)」で監督デビュー。以降100本を超える映画、Vシネマを監督。近作は『性の劇薬』、『アルプススタンドのはしの方』、『愛なのに』など。2020年、ヨコハマ映画祭監督賞、日本プロフェッショナル大賞監督賞受賞。