|プログラムⅠ上映作品紹介

『喰べた人』

1963/モノクロ/24min./スタンダード/M/HD
監督:大林宣彦・藤田一友
撮影:大林宣彦
キャスト:松下砂稚子・岸田森・秦和夫・草野大悟・石崎仁一・肝付隆也
受賞歴:ベルギー国際実験映画祭審査員特別賞

あらすじ:二科会の画家・藤野一友と共作。それまで8ミリを回していた大林監督初の16ミリ短編自主映画。あるレストランで客の旺盛な食欲を見ているうちに、貧血で倒れたウェイトレスの幻想。コックは手術台でウェイトレスのお腹を解剖し…。あまりにシュールで実験的なファンタジー。

©株式会社大林宣彦事務所

『EMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』

1966/カラー/40min./スタンダ-ト/M/HD
監督:大林宣彦
脚本:羽生杏子
キャスト:石崎仁一・田端エミ・赤坂サリ

あらすじ:ロジェ・ヴァディム監督のドラキュラ映画『血とバラ』へのオマージュを、自らの青春とつなぎ合わせて抒情的に表現した大林宣彦初期の自主制作16ミリ作品。コマ撮りや字幕の多用などに大林宣彦の手腕が発揮されている。

©株式会社大林宣彦事務所

監督:大林宣彦(OBAYASHI Nobuhiko)

特別上映『おかしさに彩られた悲しみのバラード』

1968/カラー/16ミリ/13min. ※DVD上映
監督:原將人
受賞歴:第1回フィルムアートフェスティバル東京 グランプリ ATG賞

あらすじ:ある日、家を追い出された高校生の「僕」は、カメラと三脚を持って「金があったら映画が撮りたい」と歩きだす。時代はヴェトナム戦争の反戦運動が高まる時代。退屈するひとりの少女も巻き込んで、「映画を撮ることについての映画」が進行する。トリュフォーの『大人は判ってくれない』にオマージュを捧げた浜辺のラストシーンがすばらしい。

監督:原將人(HARA Masato)

|プログラムⅡ上映作品紹介

『TURN POINT10:40』

1979/8ミリ/33min.
監督・脚本:小中和哉
特技監督:笹平剛(利重剛) 製作:成蹊高校映画研究部
キャスト:小沢広志・山本奈津子
受賞歴:日本映像フェスティバル高校生部門大賞

あらすじ:高校生カップルがぎこちないデートをしていると、突然周囲の時間が逆転し始める。二人以外の人も車も逆に動き始める。それは飛来した宇宙船の仕業だった。着陸した宇宙船へ乗り込んだ二人は、宇宙人による人類進化矯正計画を知る。果たして人類の運命は?!

『いつでも夢を』

1980/8ミリ/3min.
監督・撮影:小中和哉
製作:BCA(Bear's Cinema Artists)
キャスト:大村卓也・川上裕子
受賞歴:1980年富士8ミリコンテスト学生グランプリ

あらすじ:橋幸夫と吉永小百合の名曲に乗せて送る明朗快活学園ミュージカル!

監督:小中和哉(KONAKA Kazuya)

『MOMENT』

1981年/8mm/ステレオ/75分
監督・脚本・編集:手塚眞
撮影:今関あきよし  助監督:小林ひろとし  録音・効果:佐々木明広  ミックス:玉手久也
共同プロデューサー:湯本ひろゆき  音楽:HANG RAIGI・中谷靖・青山さおり、他  主題歌:作詞 奈良橋陽子 作曲 タケカワユキヒデ
キャスト:矢野ひろみ・今井萠・斉川由美・船越英一郎・豊田和男・西村良明・小林ひろとし・石上三登志、他
受賞歴:1983年ベルリン映画祭ヤングフォーラム招待

あらすじ:高校生のポッキーはドジだけれど人気者。ある日、100%当たる占い師に「三日後に死ぬ」と言われてしまう。しかもその占い師は自分も予言通りに死んでしまう。落ち込むポッキーだが、友人たちは真面目に取り合ってはくれず、恋の橋渡しを相談されたり、新しいボーイフレンドが現れたりと落ち着かない。
そんなとき、ポッキーは心臓病で余命わずかという少年に出会う。「私が死んだら、私のハートをプレゼントする」と約束する。一方、ボーイフレンドの友人ハルヤは、手製爆弾で街を吹き飛ばす計画を進めていた。刻一刻と死に向かってゆくポッキーの周囲で、波瀾万丈の騒動が巻き起こってゆく。

監督:手塚眞(TEZKA Macoto)

❙ トークショー

各プログラム上映後、トークショーの開催を致します!!
ここだけの貴重なトークをぜひ会場でお楽しみください!
【チケット詳細】
<前売り>
学生:500円/一般:1000円
学生通し:700円/一般通し:1400円
<当日>
学生:800円/一般:1500円
学生通し:1000円/一般通し:2000円

13:00~ 16mm企画トークショー

小中和哉監督・手塚眞監督・原將人監督 クロストークイベント
※原監督はzoomでのご出演となります。

16:10~ 8mm企画トークショー

小中和哉監督・手塚眞監督 トークイベント