『 夢うつつ』作品詳細

立教大学 / 2023 / 78min.
監督:湯淺歩夢(YUASA Ayumu)

上映スケジュール:<Dプログラム>

全て過ぎ去ったと知りながら、もう一度あの日の旅へ

写真撮影の仕事をしている馬場は、ある日高校時代の友人が亡くなったことを知らされる。その知らせを機に、亡くなった友人と共に親しかった小川に5年ぶりに会いにいく。久しぶりに会った2人は、かつて3人で共に過ごした場所を巡る記憶の旅を始める。

【キャスト】馬場光太 小川真由子 髙橋丈希 進藤沙也佳
【スタッフ】監督・構成・編集:湯淺歩夢/助監督:藤浪李穂/撮影:児玉萌、玉井雄大、湯淺歩夢/録音:大平篤希、髙橋丈希、泉村佳那/照明:宮本初音/整音:髙橋丈希、泉村佳那/グレーディング:由進、児玉萌/指導:篠崎誠

監督:湯淺歩夢(YUASA Ayumu)

監督プロフィール
2000年生まれ。兵庫県出身。 立教大学映像身体学科に入学し、映画制作を始める。大学では映画監督の篠崎誠氏に師事。現在は東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻の監督領域に進学し、諏訪敦彦、塩田明彦両氏に師事している。
フィルモグラフィー
『影をなくした者たち』第4回立教大学映像身体学科スカラシップ助成作品
製作のきっかけ
卒業制作を作らなければならない時期になった頃、今まで行ってきた映画作りの方法を全て忘れ、積み上げてきたものを無にして、一から映画を作りたいと思いました。 明日撮るシーンも分からずその日その日ただ撮り続ける、無謀とも言える賭けに出て、そこから生まれる映画を観てみたいと思いました。自分を縛り付けてきた自分から遠く離れるためにこの映画を作りました。
作品の見どころ
本作はほとんどのシーンで脚本を用いずに即興芝居を行なっています。その日撮影するシーンついて俳優と話し合い、生まれたアイデアを基にその日のシーンを撮っていきました。その繰り返しを行うことで、次第に物語が形作られていき、本作が完成しました。通常の映画作りとは異なるそれらの方法によって、本作には何にも代えることができない彼らの時間が映っていると思います。

チケットは7月8日(土)よりPassMarketにて販売開始!