『大鹿村から吹くパラム』作品詳細

日本映画大学 / 2021 / 87min.
監督:金明允(KIM Myoungyoon)

上映スケジュール:<Eプログラム> 10月21日(木)19:25〜

彼らにとって、大鹿村とは……その変化と葛藤を見つめる密着ドキュメンタリー。

長野県下伊那郡大鹿村の釜沢では、イギリスから移住してきたサイモン・ピゴットさんを中心に12人の住民が自然とのスローライフな生活を楽しんでいる。しかし、大鹿村ではリニア中央新幹線の工事が始まっていたのだ。変わりゆく大鹿村の風景に今、 あなたは何を思いますかー。

【キャスト】サイモン・ピゴット、高崎ティム、中村カリン、中村太伝、内田ボブ、野ミドリ、谷口昇、中村政子、前島久美、伊波ルナ
【スタッフ】監督・プロデューサー:金明允 / 制作協力:古家渉、大谷斉意 / 撮影:金明允、植村二千果、金泰勲、張宇豪、シャプカティ / 録音:古家渉、秦、大谷斉意 / 編集:古家渉、金明允 / ドローン撮影:松澤則夫、シャプカティ / 撮影提供:河本祐作 / 協力:愛ハウス大鹿村、八角堂、高森森の家、バウ牧場、大鹿村公民館 / 日本語監修:守内映子、大谷斉意、高橋実奈 / 英語監修:SEUNGJIN YANG、Celline eydieux、平山由紀子、サイモン・ピゴット

監督:金明允(KIM Myoungyoon)

監督プロフィール

2010年 韓国の仁川(インチョン)大学で<演劇>を専攻
2011年 ドラマ 『ATHENA -アテナ-』(ドラマ照明)
2012年 ~ 2014年 日韓領土紛争地域<どくど、独島>に勤務
2015年 フランス、スペイン滞留
2016年 日本映画大学入学
2017年 And Action Asia プログラム参加、助監督
2018年 登戸駅でチラシを配るおばさんと偶然に出会い<リニア新幹線>について知り、取材をはじめ
<東京地方裁判所<<川崎橋本駅><山梨><静岡><長野県大鹿村>と出会い
2019年 『大鹿村から吹くパラム』 制作始め
2021年 4月 作品完成
2021年8月8月 現在
・DMZ国際ドキュメンタリ映画祭 <韓国競争部分> 招待
・INDIE FOROM 2021 映画祭 非競争部分 <闘争> 招待
・Rome International Movie Awards Documentary Award Winner
・World Film Carnival - Singapore Student Films (Any length) Award Winner
・Tagore International Film Festival Film on Nature / Environment / Wildlife (Any length Award Winner

フィルモグラフィー

『春』(2010) 仁川大学定期公演
ドラマ 『ATHENA -アテナ-』(2011) 照明
And Action Asia(2017) プログラム参加、助監督
『19歳のわたるくんの地図』(2018)
『墓石の誕生』(2018)
『墓石の誕生』(2018)
『木を守る人たち1 紙芝居』(2019)
『木を守る人たち2 相原高校』(2019)
『木を守る人たち3 森カフェ』(2019)

製作のきっかけ

登戸駅でリニア新幹線を反対する一枚のチラシをもらったきっかけでこの作品が始まった。<開発>と<自然と人>という大きなテーマの前で外国人として日本で映画を作ることは無理だと落ち込んでいる時、私は最後に大鹿村にたどり着いた。そこには今まで見たことない<生命力>が溢れているところだった。この作品は私たちが大鹿村の人たちと一緒に作った共同制作作品だ。私の役割はただ流されている話を拾い集めることだけだった。

作品の見どころ

“こんな山奥も、必ず誰かが帰って来たいと思っている場所なんです” 福島原発事故から10年経った今、世の中にはSDGs(持続可能な開発目標)という言葉が少しずつ出ている。昔からその価値観を保存しているあるむらがある。ここは超高齢化が進んでいる大鹿村。<リニア工事>の現場とともに、多くの変化と向き合っている。 この作品は少しずつ変わっていく大鹿村の風景と同時に、大鹿村住民の心を見つめる作品だ。

チケットは10月1日(金)よりPassMarketにて販売開始!