『La nuit des illusions〜迷走の夜〜』作品詳細

東京造形大学 / 2023 / 6min.
監督:張宇軒(ZHANG Yuxuan)

上映スケジュール:<Eプログラム>

光と影、雨と傘、この作品は役者と舞台が引き寄せ合う、一人の女性が世界の片隅に出会った幻想の光景である。

illusion、幻想。désillusion、幻滅。幕が上がれば、舞台も役者も観客もその存在を忘れ、幻想の世界で生まれ変わる。それは余分なものが一つもない純粋な世界。ある夜、一人の女性が誰もが通り過ぎる街角で幻想に出会う。それは光と影、雨と傘が織り出す舞台の世界。さて、それは本当に幻想だったでしょうか。

【キャスト】acting:SIMING XUAN
【スタッフ】音響:SHIE/ナレーター: HINATA AKAGI/フィルミングサポート:HAL XING・WENDI・AMACHI/カラーリングアシスタント:SHIYING ZHUO・JIERUI YU/音響監督:MIZUKI ITOH/ミキサー:AOI STUDIO;
sound effect OTOZO/ https://soundeffect-lab.info/;
special thanks MADAME IGATA/Preparation Room of Zokei Animation

監督:張宇軒(ZHANG Yuxuan)

監督プロフィール
1999年中国広州市生まれ。2019年に東京造形大学アニメーション専攻に入学。ノーマン・マクラレンの影響を受け、アニメーション表現の異なるアプローチ、未知なるアニメーションの在り方を一番の楽しみに創作を試みる。アニメーション玩具や手芸造形の制作も行なっている。
フィルモグラフィー
本映画祭が初の上映となります。
製作のきっかけ
本作は作者の実体験に基づき、猫に出会った少女の一人芝居から始まる。舞台の照明をアニメーションの視点で捉え、光と影、効果と道具で世界を構築。余分なものは一つもない。最終的に照明の演出で思いを語る実験的な表現に到達した。  
作品の見どころ
写真スタジオで実写のテストとシミュレーションを重ね、光の独特な演出を考案。最終的に作品の守備範囲を舞台表現に完全に絞り、全てのカットにおいて光、または効果、道具が化学反応を起こし、作品のテーマに緊密に関係している。また色鉛筆の質感と表現の幅広さを追求してデジタルで丁寧に作画し、少しだけ残した実写の部分で幻想を現実に引き寄せている。

チケットは7月8日(土)よりPassMarketにて販売開始!