作品詳細
多摩美術大学 / 2018 / 20分
監督:常間地 裕(TSUNEMACHI Yutaka)
高校卒業をまじかに控えた大吾(18)と、高校に通うことのできなかった大翔(18)は小さな港町で暮らしていた。 友達である2人にとっての何気ない日常が、これからの2人とって特別な1日へと変わっていく。 『大人』と『子供』、その間で揺れながら生きる2人の物語。
東学祭委員作品紹介
確固たる覚悟を持って回した20分の高級なワンテイクは簡単に真似できるものではない。 人物と同じ目線の高さに固定されたカメラが彼らの閉塞感を助長させ、 それを象徴するような細い路地から海に抜けた瞬間の解放感は、現実の感覚をも越えていく。
監督:常間地 裕(TSUNEMACHI Yutaka)
1997年神奈川県生まれ。2015年から俳優活動開始 出演作に映画『君の笑顔に会いたくて』木崎竜也 役 ドラマ『時をかける少女』クラスメイト 常間地裕 役 等 2016年4月 多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科 入学(在学中4年生) 2018年9月 映画美学校 フィクションコース初等科(21期)修了
製作のきっかけ・着想
大人とか子供とかその境目があるのだろうか、そんな事を考えてこの映画を考えました。それは今もよく分からないしこれからも分からないままなのかもしれないけれど、この映画のおかげで前に進めた気がします。この大切な小さな映画が観た人の心に届きますように。。
作品の見どころ・メッセージ
20歳になり僕は『大人』の仲間入りをしたけれど、それはどこか形式だけのものにしか感じられなかった。そんな中、選挙権が18歳に引き下げられたように、もうすぐ18歳がその形式だけの『大人』とし て定義されようとしている。『大人』と『子供』その境界はどこにあり、僕はいつ『大人』になるのだろうという事を考え制作に取り掛かった。
20min / BD / ワイド1.78 /ステレオサウンド / 2018
<キャスト>山田将/サトウヒロキ/小田篤/織田龍光/律子/山田雄三/石山優太/丹野武蔵
<スタッフ> 監督:常間地裕/録音:鈴木万理・安宅充生/助監督:高瀬怜・小柳多央・芝山健太/制作:髙橋裕美/衣装:遠藤雄斗/美術:大高汐悠/音楽:布施悠輔/監督補佐・大西泰二郎/カラリスト:竹村正成/タイトル:小柳多央/整音:常間地裕・安宅充生/小道具:市川将麻/演出応援:佐々木兵太/車輌:前田学