作品詳細
京都造形芸術大学 / 2018 / 75min
監督:河谷 忍(KAWATANI Shinobu)
廃業寸前の私立探偵、キリシマ(中村瞳太)と売れないバーマジシャン、キツネ(河谷 忍)。 二人を繋いだのは悩める美女、サワコ(鈴木麻由)からのとある依頼。「あの人から、携帯電話を回収して欲しいの」 全てはそこから始まる。小さな偶然が、大きな奇跡を呼ぶ…はずだった。予算、たったの40万円。 卒業制作展で映像部門唯一の優秀賞を受賞。 練り込まれた脚本と演出で観客の度胆を抜くエンタメムービー。
東学祭委員作品紹介
ライトなタッチの探偵×バディものジャンル映画。アイデア満載のストーリーテリングと高い演出力、編集のリズム感で75分を走りきる。河谷監督自身が演じるスリ師・キツネは独特の笑える空気を纏っていて目が離せない。
監督:河谷 忍(KAWATANI Shinobu)
1996年4月24日 京都府出身。AB型。京都造形芸術大学在学中に監督・脚本・出演を兼任した初監督作品『リベンジ!』が話題を呼び、林海象氏(映画監督)や、谷口崇氏(アニメクリエイター)から絶賛される。映画監督、脚本家、俳優、マジシャンなど、マルチに活動している。
製作のきっかけ・着想
学生映画=陰鬱な人間を真っ青な映像で見せる、ある種のホラー映画。頻繁にコインランドリーが出てくる。カットをなかなか割らず、音楽を入れない事が「かっこええ」とされている。それが学生時代、私が学生映画に感じた印象でした。もっと好きな事を好きにやりゃ良いのに、合評や卒展で見る映画は決まってそんな物ばかりでした。それに飽きたのです。だから、飽きない映画を作りました。
作品の見どころ・メッセージ
三者三様、色んなキャラクターが個性剥き出しで襲ってきます。なんとか最後まで着いて来て下さい。この74分間が、あなたの人生を彩る素敵な時間になりますように。あなたは、どんな映画が好きですか?私は、こんな映画が好きです。
75min / BD / ワイド1.78 / 5.1chサラウンド / 2018
<キャスト>中村瞳太・河谷 忍・鈴木麻由・中山慎悟・石上佳寿祈・宮本伊織・村瀬大智・水上竜士・鈴木卓爾ほか
<スタッフ> 撮影:瀧沢千裕/照明:金指奈里美/美術装飾:大友晶五・熊谷千慧/録音:岡部泰輝/助監督:神野大志・丸山啓太/監督・脚本・編集:河谷 忍